ロシアの侵攻以降にルーブル安が進み金利20%で対抗し早々と戻しましたが、日本の円は何もしないのでなすがままに円安が進んでいます。このところ135円で様子を見ていましたがまた動き出しました。本日は139円に突入しました。140円も射程圏内になってきました。
さて驚いたのはユーロがドルに対して等価割れを起こしました。1991年1月の導入され1.1倍から始まり、立ち上がり1を割ることがありましたが最高時は1.6倍の時もありました。近年は1.2倍でしたがついに等価割れパリティを起こしました。EUも日本と同じような状態で低金利政策を進めていて口先だけで7月利上げを予告していましたが7月になっても金利が上げられないためだと思います。ヨーロッパも日本と同じで資源国ではないのでロシアからの安いエネルギーを買い他国に輸出という構造で成り立ってきましたが息詰まっているようです。
ドイツは産業構造が日本と同じで製造業を中心に成り立っています。車産業ベンツ、BMW、アウディ、VWなど高級車の製造販売で成り立っていましたが為替リスクの回避のため現地生産が進みました。日本のトヨタ、日産、マツダ日本の構造とそっくりですね。日本も資源高騰で貿易赤字が進んでいますがドイツも初めて赤字転落してしまいました。
このところ株価は硬直、NY原油が95ドル程で少し下がってきました。円安がどんどん進んでいます。政府は昨日節電から節ガスを言い出しました。なんだ節ガス?初めて聞く言葉ですね。我が家ではガスは給湯器と調理に使っていますが、夏場はシャワーのみなので夏場は1000円台になりますがほぼ倍弱に値上がったイメージです。電気は40%程値上がったイメージです。原油が下がってきているので現在は補助が入っていないと思われます。次はLPGに補助を回していただきたいと思います。節電ポイント数百円のしょぼい話ではなくドントお願いします。