個人の外貨定期預金が売れているらしいですね。現在の日本円普通預金は0.002%ほどでしょうか米定期預金は銀行によって違いますが3%程になりました。1500倍の金利差となります。凄いですね
でも同時に円安が進行しているのも考えないといけません。もともと$を年初の116円ほどの時に持っているのなら良いですがそうでなければ損益分岐点を考慮しないと5年後、10年後にマイナスになるかもしれません。
例えば今日141円なのでTTSは142円になります。10万$購入しようとすると1420万になります。年利3%とすると年に3000ドルの利息になります。分かりやすいように複利ではなく、単利でお話しします。5年間の利息が3000*5=15,000ドル源泉微収で20%の税金が引かれます。利息が12000ドルとなり元本と合わせて112000ドルとなります。最初に10万ドルの購入費は14200000円なので112000ドルで割ると126.76円となります。これが損益分岐点となります。
一般的な$定期預金は満期時にドルではなく円口座に当日のレートで戻されます。ドルとしては12000ドル増えても為替次第となり運となってしまいます。私が勤務していた外資生命保険会社は満期時に$口座でも受け取りができます。為替に影響されなく満期時に損益分岐点を割る円高であれば$でもらい調整ができます。
現在の円安では米金利3%ほどでは大きくプラスになる可能性は低いと思います。6%ぐらいまで上がれば114.52まで損益分岐点が下がります。このくらいでは無いでしょうか。