コロナの経口薬で塩野義製薬さんのゾコーバが11・22についに緊急承認されました。既に飲まれた方もお見えかと思います。
今回の承認にあたっては裏でドロドロとしたきな臭さを感じます。緊急承認という制度事態が5月に制度化され以前からの特例承認制度を上回るスピードで認可されるようになったこと、緊急承認1号との事ですがこのための制度化と思えてしまいます。また、厚生労働省の会議にて二名の塩野義製薬と関係のある人物の発言も気になります。その人物は感染学会の会長でもある。利益相反(COI)がある関係者は一般的に外すものである。
第3相の途中での承認、効能に関しては当初12から削減して5つとなり認証されたのも気になります。緊急承認の事由に他に代薬がない、有効性の推定とありますが軽症者向けの経口薬はありませんが、中等症向けにラケブリオ、パキロビットなどが特例承認されています。倦怠感又は疲労感、発熱、鼻水または鼻詰まり、喉の痛み、咳を8日から7日に短縮とありますがどう思いますか?
値段は1クール10万だそうです。1クール7錠(1日目3錠2日目以降一錠を4回)なので1錠一万四千円ほどです。現在はまだ二類なので公費負担ですが5類となり自己負担となった場合希望するでしょうか?また同意書にサインをしなければならないこと、女性は生理後に性交がないことの確認、併用できない薬36種類(高血圧症、高脂血漿など)などの条件もあります。承認期限後の一年後を静観したいと思います。
承認後政府は塩野義製薬と100万人分の購入する基本合意を締結しました。100万×10万円=1000億となります。
サリドマイド、ソリブシンなどのような薬害にならないことを祈ります。富士フィルムさんのアビガンは勇気ある撤退だったと思います。