テスラ一人勝ち

電気自動車EVの欧米での普及に伴いテスラが7〜9月売り上げ56%増の214億5400万ドル(3兆2000億円)純利益2倍の32億9,200万ドルとのことです。売り上げ1.5倍に対して利益2倍とは一台当たりの利益を上げたことになります。

テスラの主力モデル3 RWDの日本国内の販売価格は2021年4月429万だったのですが2021年は5月、6月、7月、8月と連続の値上げで444万になり、2022年1月は479万、4月に549万、現在は596万となっています。実に39%の値上げとなっています。円$の為替が106円から149円なのでこちらも40%の円安なので為替レートに合わせた物だと思います。

世界の自動車メーカーの構成はEVへの移行が進み大きく勢力図が変化しました。かつてはトヨタ、VW、ビック3でしたが現在はテスラ、トヨタ、BYD、VW、ポルシェ、GM、ホンダというのが現在の実情です。驚くのはテスラとトヨタの時価総額が130兆円と32兆円と既に4倍の開きがあります。BYDは中国の電気自動車メーカーですが13.7兆円とトヨタを追従する勢いです。日本はハイブリットにこだわり続けている間に勢力図は大きく変化してしまいました。トヨタはハイブリットの特許をオープンにしましたが既に手遅れという状態です。世界標準とはなりませんでした。以前、携帯電話のガラパゴスの時のように多くの国内メーカーが携帯から撤退しましたが我が国を代表する産業の10年後が心配です。

個人的にはイーロンさんはちょっと苦手です。「日本はいずれなくなる」発言では多くの日本人に反発されたと思います。確かにやばいですがなくなりはしないでしょう。twitter買収問題、SpeceXではいち早くウクライナに寄付していましたが現在はその接続料をアメリカ政府に請求しているという事です。ロボットの開発も進めていて300万程で販売するそうです。成り上がりなので仕方がないと思いますがビル ゲイツ氏との品格の違いを感じてしまいます。

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