20年ぶり更新、円安進む132円

ここしばらく120円後半で硬直していた円が動き出しました。予想の135円が射程圏内に入って来ました。硬直理由は様々ですが、個人を中心に利益確定の円の買いがあったと思います。外資の金融に勤めていた頃は、$を中心に保険、年金商品を販売していました。多いお客様は数億お買いいただきました。先日、お客様から売りの相談がありました。利益確定の相談です。円安が進んだこと、米国債が上がって来ているので買い替えの相談です。10年前は、110円程でしたので為替差益で現在130円なので、1ドルあたり20円の利益となります。10万ドル持っていると200万の益になります。さらに3%程の利率で販売していたので10万$が13万$となっています。つまり3万$*130円=390万円益で200万+390万=590万の益になります。保険会社の金融商品は5年以上は源泉分離ではなく、確定申告となります。税金も忘れずに払ってくださいね。一般的に100万超の払い出しは支払い調書が税務署に行っているので間違いなくバレています。税務署はすぐには動きません、5年の時効前に回収できれば良いからです。泳がせておいて、無申告課税や延滞税をかけます。悪質だと重加算税や懲役刑となります。

昨日、黒田さんがコメントしました。「国民は値上げを受け入れてる」反響があり一般国民はどうしようも無いというのが現状だと思います。食糧や燃料は生活必需品で購入しないわけにはいきません。旅行はコロナで我慢してきた反動だと思います。黒田さんもわかっていると思いますが、この発言の裏はこのまま現在の金融政策を続けるというメッセージだと思います。円安は進むでしょう。

日経平均は足踏み状態ですが、NY原油は120ドルまで上がって来ています、政府の補助金であまり感じなくなっていますが、、、

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