資格確認書の落とし穴

先ほど、岸田さんが会見を行いました。

「マイナンバーカードが発行されていない方にはプッシュ型で5年間有効な資格確認書を発行する」が気になることがあります。

そもそも資格確認書というのは国民健康保険に加入の方が保険料を一年納めないと発行され保険医療は受けられるが一旦、病院では全額自己負担して保険料の払い込みが確認できた時に7割を還付するという制度です。

岸田さんは会見で「保険医療が受けられない人をなくす」と言っているところが私は気になりました。今まで通り3割負担でとは一言も言っていません。

「全額立て替えて後で還付は面倒だからやはりマイナンバーカードを作ろう」と思いますよね。

「5年有効」というのも気になります。国保は一般的に一年更新の自治体が多いと思います。理由は未納による利用を防ぐためです。5年も発行したら未納者が増えると思います。

菅さんが「延期したらダメになる」と言っていたようですが私もその通りだと思います。一部の国民の顔色を窺って延期でもしたら今後も新たな制度を始めるたびにそうなります。

何か新しいことをする時には必ず反対する人もいます。人は変化を嫌がります。しかし、これは健康保険の制度の変更なので嫌なら自由診療を選択すれば良い話だと思います。無駄な医療費の削減のために導入を進めるべきだと思います。

また、新しい事を始める時はミスはつきものです。その都度対応して修正していき完成するものだと思います。

名古屋市の河村さんは「子供医療費受給者証」のマイナンバーカード導入の実証実験を導入しませんでしたが。我がまちはどうするのでしょうか?

とにかく今のままでは面倒ですね。病院によってはマイナ保険証が対応していない病院もあり保険証を両方待っていかないといけないですし、子供医療費受給証は紙で持っていかないといけません。制度は一つにすべきだと思います。

河野さんには運転免許証のマイナ化も早急に進めて欲しいです。今のままだとマイナカードも運転免許も別々に5年(3年)おきに更新しないといけません。とても面倒です。

この記事を書いた人